経理初心者さん必見!評価される8つの心得

経理

経理担当者は、社長と税理士事務所をつなぐハブのような存在です。
あなた次第で、業務がスムーズにも停滞にも変わります。

では仕事ができる=”シゴデキ”な経理担当者とはどんな人なのか?
税理士事務所で9年従事して来た私が、実際に”会社の経理さん”と接して感じたポイントをまとめました。
これから経理を目指す方も、既にされている方も、きっと明日から役立つヒントが見つかるはずです!

①経理の仕事範囲を正しく理解する

経理の仕事は、帳簿の入力だけではありません。

  • 社長→数字の報告
  • 他部署→仕事の連携
  • 税理士事務所→申告に必要な情報をつたえる

以上のようなハブの役割があります。
だからこそ、「こちらで判断して大丈夫?それともさんに確認すべき?」と境界を判断できる力が必要。
最初に自分の担当領域を押さえ、分かりやすく伝えられる人は、スムーズな調整役=シゴデキ経理として信頼されます。

②誠実性が大事!不正を防ぐ仕組み作り

経理担当者にとって誠実に業務を行い、不正をしないのは当たり前のことです。
しかし社内の横領は、経理担当者であることが多め。
不正を起こさないために「しない・させない」仕組みづくりが大切です!

  • 記録を残す
  • 承認フローをつくる

…といった仕組みを整えることで、横領などのリスクを自然と減らすことができます。

こうした仕組みがあれば経営者も安心して業務を任せられ、経理担当者への信頼も一層高まります。

③疑問を放置せず、すぐ確認する

リーマン猫
リーマン猫

経理っていつも同じ処理をしてるだけでしょ?

みどり
みどり

そんなことないよ!!


会社の動き=帳簿の動きなので、業務はいくらでも湧いてきます。
分からないことをそのままにすると、後から大きなミスにしまうことも。

経理は気づいた時点で、早めに確認する姿勢が大事!
小さな疑問も放置しない人は、結果的に信頼されやすい存在になります。

みどり
みどり

また能力アップも早くなりますよ!

④経理担当者の必須スキル、整理力

修正や対応の履歴を残していないと、同じ質問やトラブルが何度も発生します。
ファイル名や仕訳メモをきちんと整えておくだけで、未来の自分やチームが助かります。
以前「いつ自分がいなくなっても大丈夫なように準備しておくことも”仕事の内”」と、先輩が教えてくれたことが印象に残っています。
退職する予定はないですが、既に私は引継書を作っています。作ることで頭の整理や、見返しなどで自分にも役立っています。
整理力は「見えない生産性」を高める大切な力です。

⑤数字と資金の流れを理解する

同じ売上100万円でも、入金が今月か翌月かで会社の資金状況は大きく変わります。
こうした背景を理解している経理は、単なるデータ入力係ではなく「お金の流れを読むナビゲーター」として経営者に重宝されます。
会社が潰れる理由は赤字になったときではなく、現金がなくなったとき、ということを覚えておきましょう。

社長!売上の入金が休み明けだったので、資金ショートしちゃいました!

なんて最悪です…。

⑥締切から逆算思考で動く

締切を守るのは当たり前。その一歩先にあるのが「逆算思考」です。
ゴールから逆算してスケジュールを組むことで、イレギュラー対応にも落ち着いて動けます。
出来る部分は早めに終わらせて、最低2割は突発案件にも対応できるように空けておきましょう
計画的に進められる経理は、チームに安心感を与えます。

⑦ルーチン業務は自動化で効率UP!

エクセル関数や会計ソフトの自動仕訳機能を活用するだけで、作業時間は大幅に短縮できます。
最近はAIにお願いすれば、ぐっと解決できる作業が増えてきました♪
「ルーチンは仕組みに任せる」という発想があれば、経理担当者はもっとクリエイティブな仕事に時間を割けます。
また人為的なミスも減らせます!
自動化する判断基準は、過去にやったことがあり、これからも発生するタスクです。

下記は現場でよく自動化されているものです

⑧経理が経営者目線になると評価される

「支出を減らす」だけでなく、「会社全体の利益をどう伸ばすか」という発想を持つことが、シゴデキ経理の条件です。
経営者視点で一歩先を見据えられると、社長にとってなくてはならない存在になります。
先程の整理力にも通ずるのですが、「去年はどう処理したっけ?」と探していたら時間がもったいないですよね。その間にもお給料は発生しているわけで…。
自分のコストを考えられる人は、自然と「未来の会社像」にまで思考が及びます。
単なる経費削減ではなく、「この仕組みを導入すれば3年後にはもっと利益が残せる」といった提案ができると、経営層にとって本当に頼もしい存在となります。

まとめ

経理は地味で大変…そう思われがちですが、実は会社を支える“縁の下の力持ち”です。
ほんの少し視点を変えるだけで、仕事の幅が広がり、社長にとってもチームにとっても欠かせない存在になれます。

「明日からすぐできそう!」と思えたポイントから、ぜひ実践してみてください♪
小さな工夫の積み重ねが、あなたをシゴデキ経理へと導いてくれることを祈っています!

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