【経理職デビュー前におぼえたい】電卓のM・GT機能入門ガイド

dentaku 経理

経理の仕事を始めたいけれど、「そもそも電卓のボタンがよくわからない…」という方は少なくありません。

特に「M」や「GT」といったキーは、押さずに済ませてしまう初心者も多いもの。
ですが、この2つを使いこなせるかどうかで、計算のスピードも正確さも大きく変わります。

本記事では、経理初心者がつまずきやすい電卓の基本「M(メモリー)機能」と「GTキー」の使い方、さらにおすすめ電卓までわかりやすく解説します。

電卓の「M(メモリー)」機能とは?

「M」は「メモリー」の略で、計算途中の数字を一時的に保存できる機能です。機能は下記のとおり。

名前機能
M+(エムプラス)加算
Mー(エムマイナス)減算
RMまたはMR(メモリーリコール)積み上げたメモリーの合計
CM(メモリークリア)リセット

例えばどんなときに使うかというと…

  • 収入(M+)と支出(Mー)を集計して合計を出したい
  • 繰り返し同じ数字を計算式で使うとき
  • 割り算をしたいけど、分母と分子それぞれ事前に集計しないといけないとき

「GT(グランドトータル)」キーの便利な使い方

「GT」とは「グランドトータル」の略で、複数回行った計算結果をまとめて集計できる機能です。

例えば…

1+1=2
2+2=4
GT=6

という集計をしてくれます。どんな時に使えるかというと…

  • 何枚もある伝票の合計を確認しながら、全体合計も出したい

など、大量な集計を確認しながら進めたいときに活躍します

検算・アンサーチェック機能って?

検算やアンサーチェック機能とは、直前の計算結果と同じ答えが出ているかを自動で確認してくれる機能です。

リーマン猫
リーマン猫

Wチェックしたいのに、さっきの合計額をメモするの忘れた!

ってときに使えます。

数字の間違いが大きな損失につながるため、ダブルチェックは欠かせません。
この機能を使えばわざわざ自分でメモを取らなくても、電卓が自動で確認してくれるので安心です。

※機種によっては上部の設定スイッチを動かさないといけない場合があります。

電卓は見ないで打てるようになろう

経理の仕事では「正確さ」と同じくらい「スピード」も重要です。

みどり
みどり

数字と「+ー✕÷=」は見ないで打てるようになりましょう!

こればっかりは練習あるのみ。でも安心してください。パソコンのブラインドタッチと一緒で、毎日使う内に自然と身についてきます。

経理初心者におすすめの電卓

経理業界での電卓2大巨頭といえば、CASIOSHARP

正直大きな差はないのですが、あえて個人的にオススメをするならば

  • 右手打ち→SHARP
  • 左手打ち→CASIO

となります。
理由はCAキーがが右上にあるか、左下にあるかの違い!

私は右手打ちなのですが、CASIOでは何度誤って計算を消してしまったことか…。SHARPを使ってからこのストレスがなくなったので、SHARP一筋です。

学校などでは「左で打ち・右で書け」と言われるため(私はまるっと無視しました)、業界では左手打ちの方も多めです。
CASIOはボタンが柔らかくて打ちやすいので、大量に集計する方にもおすすめです。

まとめ

仕事を効率よく進めるには、今回紹介したメモリーやGT機能を活用することが欠かせません。初心者のうちから慣れておくことで、処理スピードや正確性が大きく向上します。今日から少しずつ練習して、経理の現場で頼れる存在を目指しましょう!

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